こんにちは、
プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。
今日は、中国で、ブランド戦略を失敗する方法の話です。
先日、輸出業をやっている友人(上海出身)とランチに行きました。
某コンサル会社の同窓生なので、話はビジネス方向に向かっていき、
日本企業は中国でのブランド戦略が下手だ!という話となりました。
彼女の分析によれば、日本企業の失敗要因は、2つあるそうです。
1.価格設定が下手
よく日本企業は中国の富裕層なら高いものを買うに違いないと
日本価格の数倍の値段を付けているそうです。
費用対効果を考えたら、その値段では買わないそうです。
また、逆に完全に富裕層向けの特注ならば、話が違うようです。
2.宣伝広告が下手
日本で有名なブランドでも、中国では無名な場合があります。
中国人に知られていないブランドだと、あまり買う気が起きないようです。
化粧品メーカのファンケルや、DHCは、中国での広告宣伝を上手くやり、
彼らのブランドイメージが中国人女性の間で良いそうです。
上海の某デパートで、ファンケルは、エスティーローダの横に出店していて、
イメージの高いブランドになっているようです。
そのデパートでは資生堂はフロアの隅ですし、
カネボウや、コーセーは、ほとんど認知されていないようです。
価格設定や宣伝広告手法を改善すれば、日本製品が中国で売れるチャンスがさらに増えると思います。
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2009年7月10日金曜日
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