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2009年8月12日水曜日

医療・バイオの特許対象が広がる?

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

現在、「産業上利用することができる発明」の改訂審査基準(案)及び
「医薬発明」の改訂審査基準(案)に対するパブコメが募集されています。

特許庁のパブコメのサイト (9月5日まで)

バイオ・医療関係の方には、特許の対象が広がるので、自社の技術の権利化を考える必要もありますし、
他社の権利を侵害するリスクも高まるので、一度ご確認された方が良いかと思います。

お読み頂きありがとうございました。

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2009年4月30日木曜日

豚インフルエンザ(免疫の仕組み その2)

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

今日は、豚インフルエンザ(免疫の仕組み その2)の話です。

人間などの脊椎動物では、後天性免疫(獲得性免疫)という仕組みが備わっています。
(無脊椎動物でもホヤなどはもっています。)

後天性免疫とは、キラーT細胞による細胞性免疫と、B細胞から出る抗体による液性免疫とがあります。

細胞性免疫は、例えば、ウイルスに感染した細胞をキラーT細胞が破壊するという免疫です。

液性免疫は、例えば、血中のウイルスに抗体がくっついて、感染を防いだりします。

どちらの免疫も、一回ウイルスに感染するなど教育されると、次回感染した場合に、すばやく立ち上がり、体内でウイルスが増殖するのを阻害することができます。

このため、一回目の感染時には、後天性免疫が活性化するのに時間がかかるため、症状が重くなりがちですが、二回目の感染時には、後天性免疫が素早く活性化するので、症状が出なかったり、軽症だったりします。

そして、予防接種をしても一定期間後に後天性免疫が活性化するので、予防接種後にウイルスに暴露しても、症状が出なかったり、軽症だったりするのです。

このため、季節性インフルエンザの予防のためには、流行するインフルエンザに似た種類のワクチンを使って、流行する前に予防接種をする必要があります。

お読み頂きありがとうございました。

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2009年3月3日火曜日

ATL(成人T細胞白血病)って知ってますか?

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

今日は、ATL(成人T細胞白血病)の話です。

先週末、鹿児島に行き、ATL(成人T細胞白血病)のシンポジウムに参加しました。

ATLは、HTLV(Human T-lymphotropic Virus)によって引き起こされる癌です。

また、HTLVは、歩行障害や感覚障害などを起こすHAM(HTLV-Ⅰ associated myelopathy)を引き起こします(HAMは難病指定を受けています)。

九州や沖縄の方にHTLVのキャリアが多く、一部の県では10%から15%の方がキャリアです。

そして、日本全体で150万人ぐらいのキャリアがいると言われています。

キャリアのうち5%が、発症すると言われています。

このHTLVの主な感染経路は、性感染や、母子感染です。

このため、母子間の感染を防ぐため、授乳を短期間にしたり、人口乳を与えたりして新生児を育てるといった方法がとられることもあります。

自分は、大学院で母子保健学を勉強してきたので、母子感染症の話はどうも気になります。

さて、知財の話をすれば、今は、大学や、国等の公的機関が中心となって研究しています。研究の結果、ある種のお茶などが発症率を下げるらしいので、それに関する特許が出されているそうです。

ただ、先進国では、患者が多いのが日本だけなので、他の先進国市場を狙いにくいためか、あまり大企業の参入がないようです。

しかし、日本の国民の約1%がキャリアですので、発症を抑える薬などは、定期的に一定規模、販売できる商品になると思います。

実力のある企業さんの開発した製品によって、ATLやHAMの患者さんの数が減ったり、患者さんの人生が改善される。そんな世の中になることを祈っています。

参考:患者さんの団体 スマイルリボン

お読み頂きありがとうございました。