こんにちは、
プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。
今日は、赤バイオ・緑バイオ・白バイオの話です。
バイオといっても、S社のvaioの話ではありません。
赤バイオ・緑バイオ・白バイオは、バイオテクノロジーの分類です。
赤バイオ(Red biotechnology)は、医療系に使われるバイオテクノロジーです。
例えば、抗体の作成や、遺伝子操作による遺伝病の治療などが挙げられます。
緑バイオ(Green biotechnology)は、環境系のバイオテクノロジーです。
白バイオ(White biotechnology)は、工業バイオテクノロジーです。
実は、昨日North of England社と、株式会社IBLCのホワイトバイオセミナーに行ってまいりました。
英国では、国策としてホワイトバイオに力を入れています。
そして、North of Englandには、多くの研究機関や、企業が集積しているようです。
また、ホワイトバイオ関係の特許出願も上昇しているようです。
ホワイトバイオによって作られたポリマーなどの品質は、化学合成によるポリマーと比べて劣っているため、日本では売れないという意見もあります。
しかし、欧州の消費者は、環境保護の視点から、ホワイトバイオによって作られた製品選んで買うことも多いようです。
また、最近、日本では、学校などで環境教育が始まっています。
例えば、女子高生が、某環境系のイベントのブースで、バイオポリマーを見て、
「いーじゃん、かわなきゃやばいよね。これ」という発言をしていたとも聞いております。
彼女たちが購買力を持つようになると日本も変わるかも知れませんね。
もともと日本の発酵技術は歴史もあるため、ホワイトバイオの技術でも日本が世界をリードできるのではないかと期待しております。
お読み頂きありがとうございました。
2009年1月28日水曜日
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