こんにちは、
プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。
今日は、商標権侵害 塞翁が馬の話です。
最近聞いた話ですが、商標権を取らずにオープンした会社があったそうです。
結構気合いが入っている会社だったので、オープン後、地元で広告宣伝をしっかりしました。
そのとたん、他人に商標権を取られ、損害賠償請求と差止請求(簡単にいえば、営業停止の請求)をされてしまいました。
相手は商標権を持っているので、法的には相手の方が理があります。
このため、交渉しましたが、相手にかなりの額を払った挙句、会社名を変える羽目になりました。
しかし、この会社がすごかったのはそこからです。辞典を片手に会社名を考えては、商標調査をするということを繰り返し、とうとう気に入った会社名を商標登録しました。
そして、会社名変更イベントを行い、かなりの人数を集客し、会社名を認知させました。
普通の企業ですと、商標権侵害でいやいや会社名を変えるところですが、この会社は会社名変更をお祭り騒ぎにして、企業イメージへの悪影響を防ぐどころか、集客イベントを行い会社のイメージを向上させたそうです。
その結果か、現在では、会社名変更前よりも売り上げているようです。
この会社のように見方を変えることによって、ピンチをチャンスに変えることができるですね。
お読み頂きありがとうございました。
2009年2月18日水曜日
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