こんにちは、
プロシード国際特許商標事務所弁理士の鈴木康介です。
今日は、中国市場でのマテル社(バービー人形)の失敗の話です。
3月7日午後1時ごろ、上海のバービー人形専門店が閉店するという発表がありました※1。
2009年3月7日のオープンからわずか2年、3月8日の「婦女節」を待たずしての閉店となったようです。
マテル社は、ザ プロフィット※2で、製品ピラミッド利益モデルの例として紹介されています。
この製品ピラミッド利益モデルは、最初に安い商品(フロントエンドとして、バービー人形)を販売することで、顧客を囲い込み、その後に利益率の高い商品(バックエンドとして、ブランドの小物)を販売するというモデルです※3。
しかし、上海でマテル社は、失敗したようです。
現在、中国で人気のあるキャラクターは、喜羊羊などデフォルメしたもので、バービー人形のようなものはそこまで人気がありませんでした。
マテル社のビジネスモデルはすばらしいものですが、使うキャラクタを本国と同じようにしたのが失敗の要因だと思われます。
中国市場に進出する際には、現地のニーズにあった商品を提供することが重要だと思います。
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お読み頂きありがとうございました。
ご指摘やコメントを頂ければ幸いです。
<参考>
※1 人民日報 上海のバービー人形専門店が突然閉店 中国での業績振るわず
※2 ザ プロフィット
※3 アップル社は、製品ピラミッド利益モデルをやっているような気がします。自分もiTune、iPod touch、iPad、iMacと買ってしまいましたし。。。
※4 ドラえもん、銀河鉄道999、聖闘士星矢、ポケモン、少年探偵コナンなどは、今の30代が子どもの頃にはまっているようなので、マテル社のようなモデルが成り立つかもしれません。
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2011年3月9日水曜日
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