こんにちは、
プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。
今日は、発明を思いついたら気をつけることについてです。
美容院で店員さんと話していたとき、
「鈴木さん、
発明って難しいものじゃないといけないんですよね?」
「え。そんなことないよ。
結構簡単な構造でも特許になったりするよ。
それに、実用新案権という方法もあるし。」
「そうなんですか!
笑わないでくださいね。
実は、俺、一つアイデアがあるんですよ。
○○を△△したら便利でいいと思いません?」
「それ、いけるかも。いいじゃん。」
「でしょ、でしょ。
みんなに話してもね。いいね。って言ってくれてるんですよ。」
「え。話しちゃったの…。」
「話しちゃいましたけど、何かまずかったですか?
……。
まずかったんですよね。きっと。」
「うん。特許権を取るのは難しいかもなぁ。
特許権を取るには、特許庁に申請書類を出すまでに、
基本的に他人に発明の内容を知られちゃいけないんだ。
だから、今回の場合、ちょっと厳しいかも…。」
「え~。鈴木さん、そーなんですか。
ひどいじゃないですか。早めにそれを言ってくださいよ。」
「そんなこと言われても、Nさんがそんなアイデア持ってるって知ったのは、
たった今だったし。言えるわけないじゃん!!
今度から思いついたら、すぐ連絡してよ。
自分ら、弁理士は守秘義務があるから、話しても平気だし、
いつもお世話になっているから力を貸すよ。」
<今日のまとめ>
1.発明を思いついたら、特許庁に申請するまで秘密にする必要がある。
2.守秘義務(秘密にする義務)がある人には話しても平気である。
3.弁理士や、弁護士は守秘義務が法的に課せられるため、安心してご相談ください。
お読み頂きありがとうございました。
2008年10月23日木曜日
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