こんにちは、
プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。
今日は、オープンイノベーションの話です。
ヘンリー・チェスブロー教授が唱えているオープンイノベーションという概念はご存知でしょうか?
弁理士会の価値評価推進センター運営委員会の特別部では、よく話題となっている概念です。
正確さを失うかもしれませんが、簡単にいえば、この概念は、「自社だけでなく他社の知財も利用しちゃえ!」というものです。
有名な例として、P&Gのプリングルズの事例などが挙げられます(P&G:コネクトアンド・ディベロップ戦略 ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー2006年8月号 参照)。
プリングルズの表面に絵を描くために、自社だけでなく、世界各地の技術を探し、イタリアの技術を導入し、半年で商品を導入できたという事例です。
また、オープンイノベーションの支援会社としては、ナインシグマ社やオーシャントモ社などが知られています。
これらの会社は、知的財産権の仲介を行っています。
両社とも、一歩間違えるとパテントロールを作り出さないかなぁという怖さもありますが、埋もれている知的財産権を掘り起こし、社会に役立てるという観点からは素晴らしい事業をしていると思います。
さて、このオープンイノベーションという概念を作り出したヘンリー・チェスブロー教授さんの新刊がこのたび翻訳されました。
オープンイノベーション 組織を越えたネットワークが成長を加速する
明日(11月25日)に発売です。
お読み頂きありがとうございました。
2008年11月25日火曜日
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