こんにちは、
プロシード国際特許商標事務所弁理士の鈴木康介です。
今日は、四川のガンダムの話です。
昨年末から中国の四川省の遊園地にガンダムの模倣品が出現したニュースが話題になりました。
(Kinbricksnow 【写真】特派員が暴いたニセガンダムの真実!ナイロンボディのねぶたガンダムいきまーす! 2010年12月13日 より)
確かに似ていますよね。
その後、国際的なニュースとなり、一度撤去されましたが、再度、形を変えて出現しました。
(Kinbricksnow あのニセガンダムがこっそり復活していた件=しかも今度はザクと合体しパワーアップ!―中国・四川省 2011年01月30日 より)
こりないなと思いますが、こうなるとなかなかガンダムに似ていると言いづらいものがあります。。。
これが、中国特有の出来事かというと、そうでもありません。
例えば、日本でもこんな商標があります。
当然、某社が異議申し立てを行いました。
しかし、「本件商標の図形部分それ自体から「ミッキーマウス」が想起、連想されることは極めて少ないとみるのが相当であるから、本件商標の図形部分より「ミッキーマウス」の称呼、観念は生じないといわざるを得ない。」などの理由によって、異議申し立ては、認められませんでした。
と行った風にいろいろと日本でもあります。。。
本件のような、建造物は目立ちますし、逃げにくく経済的な損失はあまりないと思います(ここまで違えば、ブランドイメージの低下もないと思いますし)、一方、模倣品が発生すると、実際に経済的な損失が発生します。
中国は、ガンダムみたいなことが起きてしまう可能性がある国ですから、模倣品の発見、対策をきちんとたてられることをお勧めします。
参考
※ Kinbricksnow
中国などのサブカルチャーの記事が充実しています。
※ へんな商標?
今日の記事はこの本が面白かったので、書いたようなものです。
商標関係者以外にもおすすめです。
※ 異議2003-90205
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