こんにちは、
プロシード国際特許商標事務所弁理士の鈴木康介です。
今日は、中国企業によるM&Aが盛んにという話です。
中国企業のM&A熱が上昇しているようです※1。
京都天華会計師事務所は16日、2011年度「国際商業アンケート調査報告」※2を発表しました。回答企業の45%が今後3年以内にM&A活動を行う計画があるそうです。
M&Aの目的は、
1.企業規模の拡大(85%)
2.新市場の開拓(79%)
3.新技術あるいは成熟したブランドの獲得(75%)
とのことです。
日本企業が買われるとしたら、3の技術やブランド※3の獲得を目的とするM&Aになると思います。
Fortune 500のベスト10に3社(7位Sinopec、8位State Grid、10位China National Petroleum)入るなど、中国企業も力をつけてきています。
2008年のチャイナユニコムによるChina Netcom※4の買収や、ラオックス、レナウンの買収のような、ビックディールが起きるかもしれませんね。
<参考>
※1 中国企業の海外買収意欲 08年以来の高まり(人民日報日本語版より)
※2 大型・中型企業を対象とした国際的なアンケート、36カ国・地域の企業の経営責任者、会長、代表等の約7400人が回答した。大陸部での調査対象企業は300社とのことです。
※3 日本企業と中国企業とのブランド力ではなく、シーメンスやGE等欧米企業とのブランド力の勝負になります。
※4 JETROの調査(世界のクロスボーダーM&A 上位5件 (1986年~2009年))によると2008年で2番目に大きかった32,012Mドル(約2兆7千億円 1ドル83.4円で計算)のディールでした。
お読み頂きありがとうございました。
ご指摘やコメントを頂ければ幸いです。
Tweet
応援のクリック よろしくお願いします。
中国商標は、プロシード国際特許商標事務所まで
2011年2月18日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿