2010年1月25日月曜日

中国で知財トラブルが増加する?

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

今日は、中国で知財トラブルが増加するという話です。

JETRO北京センターに以下の記事がありました。

「 中国は2009年、特許·実用新案·意匠を含む専利の出願件数が97万6686件で、前年より17.9%増加した。このうち、国内からの出願は全体の89.9%を占める87万7611件で同22.4%増、国外からの出願は全体の10.1%を占める9万9075件で同10.9%減となっている。国家知識産権局の発布した最新データによりわかった。」

これからわかるように、中国での専利の出願件数が急速に増えてきています。
72ルールを考えると、約4年で出願件数が倍になってしまいます(実際なるかは別として。。。)。

何が問題となるのでしょうか?

出願した専利の一部が権利(特許権・実用新案権・意匠権)となります。

権利が増えてくると、紛争が増えることが予想されます。

今まで中国国内の知財トラブルは、日本企業など外国企業が知的財産権を侵害されることがほとんどでしたが、今後は、中国企業の知的財産権を侵害したとして、日本企業が訴えられる可能性が向上していくでしょう。

中国企業も徐々に力を付けています。ご注意ください。

お読み頂きありがとうございました。

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