2009年4月7日火曜日

審判制度と裁判が融合?4月5日の日経の記事より

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

今日は、裁判と審判制度とが融合するという話です。

4月5日の日経に、侵害訴訟の最中に無効審判が多く行われ、裁判所と特許庁との2つの場所で審理が行われ、不都合があるので、裁判と審判制度とを一本化することが検討されている旨の記事が掲載されていました。

そこで、審判と裁判がどの程度行われているか簡単に調べてみました。

特許庁の審判(主だったもの)

 2007年の拒絶査定不服審判は、32,586件(特許)1,094件(意匠)1,808件(商標)です。

 2007年の無効審判は、284件(特許)24件(意匠)193件(商標)です。

知財高裁

 2007年の新規受任件数は、105件です。

仮に、一本化するならば、裁判官の数をかなり増員しないと、処理できないと思います。

今後、どうなるのでしょうか?

お読み頂きありがとうございました。

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