2009年4月13日月曜日

伊藤元重教授の講演

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

金曜日に伊藤元重教授の講演を聞いてきました。

講演の覚書

<今回の景気の変化の背景には2つの構造がある>

1.先進国の少子高齢化

  日本でも急速に進んでいる。
  老後の資産運用のため、年金資金がBRICS、不動産、コモディティに投資した。

2.技術の進歩
  1929年の大恐慌では、自動車による技術革新が起き、バブルが起き、はじけた。
  今回も、2001年から2008年まではデジタル化が起き、特に、金融・流通がデジタル化の恩得を受けた。
  金融でブラックショールズの式などが実用レベルになったり、ウォールマートのSCMなどが例として挙げられていた。
  そして、デジタル化バブルが起き、はじけた。

<国によってダメージが異なる>

1.米国
  家計と金融がダメージがでかい。
  しかし、他の企業(Google, P&Gなど)は元気

2.日本
  輸出産業のダメージがでかい。
  内需産業は、そもそも弱かった。

3.欧州
  イギリス・アイスランド・東欧・ポルトガル・イタリア・ギリシャ・スペインが弱っている。

4.アジア
  中国・韓国・タイ・インドネシアなど比較的に元気
  中国は、政府レベルで、55兆円規模の対策をした(地方レベルでは、100兆円規模の対策をしたという話もある)。

<日本について>
1.産業構造の転換が必要

2.水・医療・食糧など内需産業も海外に進出したらどうか。  

<感想>

自分も、日本の食糧(例えば、野菜・肉)などは、中国でプレミア価格でついているのを見ています。
日本には、海外に対して競争力のあるものも多いので、上手く海外に売り込めればいいと思います。

お読み頂きありがとうございました。

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