2011年3月1日火曜日

中国でなぜ悪評が広がりやすいか(中国マスコミの特徴)

こんにちは、 あとで読む
プロシード国際特許商標事務所弁理士の鈴木康介です。
今日は、中国でなぜ悪評が広がりやすいかという話です。

中国で日系企業の悪評が広がることがよくあります。

これは、中国マスコミの特徴があります。

1.中国のマスコミは、政府の代弁者です。
このため、中国政府の政策・方針と合致しない場合には、報道されません。

2.強い消費者保護意識
実は、中国では消費者保護のための専門の媒体があったり、世界消費者権利の日(3月15日)には、CCTV※1で、315晩会という特別の番組を行っています。

また、315消費電子投訴網※2などで、消費者のクレームを受け付けています。

3.転載の慣行
中国のマスコミは、他紙にのった記事を転載する慣行があります。
このため、間違った情報が転載されると、その情報がどんどん広がっていきます。

知人のPR専門家の話によれば、消費者やマスコミとの地道な交流を通じて、中国市場での自社イメージを向上させておくと、デマが転載された場合であっても被害が少なくなるそうです。

また、隠匿の美徳は通用しないと考えて、中国で寄付行為など良いことをしたらきちんと宣伝することが重要です。

<参考>
※1 CCTV(中国中央電視台)は、中国の中央テレビ局です。
※2 現在は閉鎖されました。 


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