2008年11月18日火曜日

中国では特許代理人が商標出願できない!

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

今日は、中国では特許代理人が商標出願できないという話です。

日本では、特許庁で、特許も商標も手続きが可能です。

そして、日本の弁理士は、特許の登録申請(特許出願)も商標の登録申請(商標出願)も代理することができます。

それで、ついつい海外も同様の制度と勘違いしてしまいがちです。でも、国によって代理人制度が異なります。

例えば、中国では、特許(専利)と商標を管理している官庁が異なります。

特許は、中国知的財産局ですし、商標は、国家工商行政管理総局です。

そして、中国では特許代理人(専利代理人)と、商標代理人とは別物です。
(監督官庁が異なれば、当然違いますよね。。。)

このため、日本と同じ感覚で、特許代理人に商標のことを問い合わせても、中国の特許代理人は、特許の専門家ですから、商標のことはよくわかりません。

もちろん、客商売なので、特許代理人が商標代理人に問い合わせるケースもあるみたいですが、そのときは、費用が余計にかかってしまいます。

中国の制度や、法改正の情報を得るときなどは、ご注意を。

<今日のまとめ>
1.中国では、特許と商標とで監督官庁が異なる。
2.中国では、特許と商標とでは代理人制度が異なる。

お読み頂きありがとうございました。


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