2008年12月22日月曜日

サンタクロースが赤いわけ

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

今日は、サンタクロースが赤いわけの話です。

そろそろサンタクロースの時期がやってきました。

我が家のもうすぐ4歳の息子は、サンタクロースが、煙突もないのにどうやって我が家に入れるのか真剣に悩み始めました。

このサンタクロースですが、もともとは聖ニコラウスが元ネタだったようなのですが、18世紀ぐらいは、緑色だったり、子鬼だったり、イメージが固まっていなかったようです。

現在のようなサンタクロースのイメージは、1931年にコカコーラの広告キャンペーンで打ち出されたそうです。

さて、このコカコーラ社ですが、ブランドコンサルティング会社のInterbrand社の2008年のランキングで、8年連続となる1位を獲得しました。

さすが、ビンの立体商標が認められるだけありますね。

ちなみに、日本の企業ではトヨタが6位となっていました。

このInterbrand社のブランド価値評価は、以下のように導かれるようです。

ブランド価値=ブランド利益×利益倍数

 ブランド利益は、現在および将来の利益、又はキャッシュフロー 

 利益倍数は、7つのブランドスコアを基準にしているようです。
 (主導性・安定性・市場性・展開或いは国際性・方向性あるいは動向・サポート性・法律的保護性)

財務とマーケの両方視点から導くようです。

ブランド価値が統計的に優位な水準で株価と連動しているという論文もあるようですし(Brand Values and Capital Market Valuation Review of Accounting Studies)、良いブランドを育てていくことが重要ですね。

コカコーラは、中国では、携帯のコミュニティを作ってみたり、欧州では、ituneと組んだり、ブランドイメージを高めるべくいろいろと頑張っているようです。


[参考]

日本コカ・コーラのサンタクロースのことが書いてあるサイトです。こちら

Interbrand社のブランドランキングのページです。こちら

Intrrbrand社のブランド価値評価についてはコーポレートブランド経営を参考にしました。

お読み頂きありがとうございました。

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