2008年12月23日火曜日

特許申請の打ち合わせを効率的にする方法

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

今日は、特許申請の打ち合わせを効率的にする方法の話です。

よく職業ごとに、職業病があるという話をよく聞きます。

例えば、税理士さんなどは、食事に行くと「客単価が○○で、回転率が○○ぐらいだから、月商○○万円ね。」というようなことを考えているようです。

我々弁理士は、ものを見ると特許申請できる発明がないか、ついつい考えてしまいます。

例えば、何人かの弁理士で、中華料理屋さんに行ったとします。

話題に詰まると、回転テーブルなどを見て、テーブルの厚さ、材質、大きさ、回転部の機構、取り付け方法・・・などが特許権をとれる可能性のある発明を考え始めます。

そして、互いに特許権で保護できそうな発明がないか、あーでもない。こーでもないと語り合います。
(たぶん、みんな発明が好きなんだと思います。)

このように、弁理士同士が、発明を説明するときは、「従来の回転テーブルより、○○という点が改良されていて、○○という効果があるんだよ。」と、「従来の技術との差」や、その「技術の効果」を説明します。

これは、特許庁への特許申請書類を書くときも同じですので、その癖が会話にも出てしまうのでしょう。

逆に、弁理士のこの癖を利用して、弁理士に特許申請を依頼するときに、「従来の技術との差」や、その「技術の効果」を整理しておくと、特許申請の打ち合わせがスムーズに行えますし、特許権を取得できる可能性が向上すると思います。

<今日のまとめ>
1.特許申請の前に、従来の技術の違いを調べておくと効率のよい打ち合わせができる。

お読み頂きありがとうございました。

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