2008年10月13日月曜日

起業前に相談を(弁理士の使い方)

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

今日は、弁理士の使い方の話です。

知人のAさんから子供連れで家に遊びに来ないかと誘われ、
子供を連れて遊びに行きました。

子供同士が遊んでいる間に、
なんとなく起業の話になってきました。

「実はねぇ。今度ネットショップを経営しようと思っているんだ。」
とAさん。

「Aさん。すごいじゃないですか。
 応援しますよ。」
と自分

「それでね。その店の名前を、子供の名前にちなんで、
 ローマ字で○○にしようと思っているんだ。」

「へぇ~。○○ですか。
(○○は、某有名メーカの名前に似ていることに気づく)
 ひょっとしたら、○○は、難しいかもしれません。」

「え~。
 なんで、鈴木さん?」

「ほら。Aさん、○○って、英語読みすると、
 某有名メーカの名前と同じですよね?」

「確かに。。。」

「あそこのメーカは、よく権利行使をしてくるという評判ですよ。
 このままだと商標権の問題を考えると、厳しいかなぁ。
 ○○に、△△をしたら、上手く切り抜けられるかも知れないけど。。。」

「なるほど。良かった。
 ロゴデザインや、宣伝をかけようと思っていたけど、
 もう少し考えてみるよ。」

とまあ、たまたま知人はロゴの注文や宣伝をする前に
自分と相談したので、起業前の貴重な資金を無駄にしないですみました。

多くの場合、商標権など知的財産権の分野の知識がないまま、
起業しているように感じています。

起業家は忙しいですし、他に考えなければならないことが多いので仕方がないかも知れません。

ただ、起業する前にちょっとだけ、時間を使って相談をしていただければ、
商標権の問題など、将来に起き得るリスクや、費用を低下させることができます。
(場合によっては、操業停止や、社名変更をしなければならないケースもあるので。。。)

できれば、起業する前に近くの弁理士に声をかけて相談することをお勧めします。

もしも近くに弁理士が見つからない場合には、日本弁理士会で無料相談を行っておりますので、ご利用してみてください。

また、私も11月からはドリームゲート経由で無料相談を受け付けておりますので、
このブログを読まれたのも何かの縁ですので、ご遠慮なくご質問ください。

<今日のまとめ>
1.起業前に弁理士に相談することで、リスクやコストを削減できる。

お読み頂きありがとうございました。


起業家支援プロジェクト DREAMGATE

0 件のコメント: