2008年10月23日木曜日

発明を思いついたら気をつけること

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

今日は、発明を思いついたら気をつけることについてです。

美容院で店員さんと話していたとき、

「鈴木さん、

 発明って難しいものじゃないといけないんですよね?」

「え。そんなことないよ。

 結構簡単な構造でも特許になったりするよ。

 それに、実用新案権という方法もあるし。」

「そうなんですか!

 笑わないでくださいね。

 実は、俺、一つアイデアがあるんですよ。

 ○○を△△したら便利でいいと思いません?」

「それ、いけるかも。いいじゃん。」

「でしょ、でしょ。

 みんなに話してもね。いいね。って言ってくれてるんですよ。」

「え。話しちゃったの…。」

「話しちゃいましたけど、何かまずかったですか?

 ……。

 まずかったんですよね。きっと。」

「うん。特許権を取るのは難しいかもなぁ。

 特許権を取るには、特許庁に申請書類を出すまでに、

 基本的に他人に発明の内容を知られちゃいけないんだ。

 だから、今回の場合、ちょっと厳しいかも…。」

「え~。鈴木さん、そーなんですか。

 ひどいじゃないですか。早めにそれを言ってくださいよ。」

「そんなこと言われても、Nさんがそんなアイデア持ってるって知ったのは、

 たった今だったし。言えるわけないじゃん!!

 今度から思いついたら、すぐ連絡してよ。

 自分ら、弁理士は守秘義務があるから、話しても平気だし、

 いつもお世話になっているから力を貸すよ。」

<今日のまとめ>
1.発明を思いついたら、特許庁に申請するまで秘密にする必要がある。
2.守秘義務(秘密にする義務)がある人には話しても平気である。
3.弁理士や、弁護士は守秘義務が法的に課せられるため、安心してご相談ください。

お読み頂きありがとうございました。


起業家支援プロジェクト DREAMGATE

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