2008年10月29日水曜日

なぜ弁理士は、起業する前に商標調査を勧めるのか?

こんにちは、

プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。

今日は、なぜ弁理士は、起業する前に商標調査を勧めるのか?という話です。

起業するときには、社名を決めて、ロゴを決めて、名刺やパンフレットを注文して、開業のあいさつ回りをして、初めての仕事が来て、だんだんと会社が成長して行って、と楽しくもありますが、非常に忙しい毎日となります。

成功して、やっと一息ついたと思っていたら、突然警告状が来きてしまうことがあります。

内容を見ると、商標権侵害だから社名を変えろ!

仮に、起業してから3年経っていて、お客様にやっと社名を覚えられもらったのに、社名を変えるとなると、コストもかかりますし、不法行為をしていたのかと、会社のイメージも落ちてしまいます。

自分が独立をしたときのことを思い出すと、起業するためには、そのビジネスに対する深い思い入れがあったと思います。
(実際、私も弁理士業が楽しくてしょうがなくて起業したわけですし。)

そのがんばりの結果が、商標権侵害だから社名を変えろ!と言われてしまったら、がっくりときてしまいます。

このため、事前に他人の登録商標を調査して、自社の社名が登録されていないことを確認した上で、営業を開始することを強くお勧めします。

知人の会社でも、企業前にロゴや、パンフレットの注文を出す前に調査したことによって、最初に考えていた社名が他社の登録商標だったため、他の社名にすることにしました。

もしも、最初の候補の社名のまま、ロゴやパンフレットを注文していたら、これらが無駄になってしまうところでしたので、先に調査したことによって、40~50万円ほどセーブできました。

<今日のまとめ>
1.起業する前に商標調査をしたほうが良い。

お読み頂きありがとうございました。


起業家支援プロジェクト DREAMGATE

テクノラティお気に入りに追加する

0 件のコメント: